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2012-03-31

映画の國 名作選Ⅴフランス映画未公開傑作選


フランスで大評判になりながら、なぜか日本で劇場公開されたなったフランスの巨匠監督3人による2000年代の開作品が、4月21日(土)より渋谷イメージフォーラムにて5週間限定でロードショーになります。フランス映画フアンにとって、見逃せないチャンスです!


『刑事べラミー』 Bellamy
2009年/ 110分 
監督・脚本:クロード・シャブロル
出演:ジェラール・ドバルデュー、ジャック・ガンブラン
2010年惜しくもこの世を去った”フランスのヒッチコック”クロード・シャブロル監督の遺作。

『ある秘密』 Un Secret
2007年/ 110分 
監督:クロード・ミレール 
出演:セシル・ドゥ・フランス、リュディヴィーヌ・サニエ、マチュー・アマルリック
原作「ある秘密」(新潮クレストブック刊)

フランソワ・トリュフォー作品のスタッフとしてキャリアを積んだクロード・ミレール監督が描く、ベストセラー小説「ある秘密」を基にナチス占領下のパリと現実をミックスさせた心理サスペンスの偉作。

『三重スパイ』 Triple Agent
2003年/ 115分 
監督・脚本:エリック・ロメール
出演:カテリーナ・ディダスカル、セルジュ・レンコ

ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠、エリック・ロメールが未だ謎を残す実話を元に描いたスパイ物語。


2012-03-29

フランスのエイプリルフール / Poisson d’avril


エイプリルフールは「フランスが発祥の地」だという説が有力だってご存知ですか?

フランス語でエイプリルフールのことを「Poisson d'avril [ポワッソンダヴリル]=4月の魚」と言います。
エイプリルフールの起源はいろいろな説がありますが、フランスで伝えられている有力な起源説をお話します。

まずはなぜ「4月1日」なのかと言うと、1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用するまでは、3月25日を元日とし、4月1日には新年をお祝いするために、人々がプレゼントを交換しあうという慣わしがありました。
フランス人は新暦改正後もこの慣習を続けるために、旧正月の4月1日にユニークなプレゼントや偽のプレゼント交換をしたことが由来するのではないかとされてます。

そして、なぜ「4月の魚 (Poisson d'avril)」と呼ばれているかと言うと、その昔、4月から魚が産卵期に入るため、4月初旬から漁獲が禁止されてました。
そこで、人々は漁獲期最終日である4月1日に、”ぼうず”で戻ってきた漁師をからかい、ニシンを川に投げ込み釣らせてあげたのがジョークの始まりだと伝えられてます。

そんな言い伝えから、フランスではエイプリルフールの4月1日に、同僚や友達同士で嘘をつきあったり、いたずらをしあったりして、「Poisson d’avril」と叫びます!
子供たちは魚の絵を描き、それを切り取って仲間の背中にこっそり貼って、その人が魚の絵に気づくとからかいます。

2012-03-24

フランス映画『マンク~破戒僧~』



Titre français (仏題)  Le moine
Réalisé par (監督)ドミニク・モル
Avec (出演)バンサン・カッセル、デボラ・フランソワ、ジョセフィーヌ・ジャピ、セルジ・ロペス、ジェラルディン・チャップリン
Durée(上演時間) 101分
Distributeur(配給) アルシネテラン
Année de production (製作年):2011年フランス・スペイン合作映画
Date de sortie(公開日)  2012年3月24日
Salle de cinéma(映画館):シアターN渋谷ほかにて全国順次ロードショー
Site officiel(公式サイト):http://www.alcine-terran.com/monk/

Synopsis 
17世紀スペイン、マドリッド。修道院の前に捨てられ、僧に育てられたアンブロシオは、その熱心さから町中の人が彼の雄弁な説教を聞きにやって来るほどの僧に成長した。すべての欲を絶ち、規律を重んじるアンブロシオであったが、出生の謎と煩悩に苦悩する毎日を送っていた。そんな時、修道士を偽ったミステリアスな美女がアンブロシオに近づてきくる。その美しい女の誘惑にかかり、アンブロシオは戒律を破ってしまう。やがて、女の意のままに、黒魔術に手を染め、聖なる教会を黒ミサで汚し、妖術、強姦、窃盗、殺人とあらゆる悪徳に身を沈めていく……。

2012-03-21

フランス映画『ル・アーヴルの靴みがき』



Titre français (仏題)  Le Havre
Réalisé par (監督)アキ・カウリスマキ
Avec (出演)アンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン、ジャン=ピエール・ダルッサン、ブロンダン・ミゲル、ジャン=ピエール・レオー、ライカ
Durée(上演時間)  93分
Distributeur(配給)  ユーロスペース
Année de production (製作年): 2011年フィンランド・フランス・ドイツ
Date de sortie(公開日)  2012年4月28日
Salle de cinéma(映画館): ユーロスペースほかにて公開
Site officiel(公式サイト): http://www.lehavre-film.com/


Synopsis 
北フランスの港町ル・アーヴル。昔パリで暮らしていた芸術家のマルセル・マルクスは、いまはル・アーヴルの街角で靴をみがきをしている。家には献身的な妻・アリエッティと愛犬ライカが彼の帰りを待っている。そんなある日、港にアフリカからの不法移民が乗ったコンテナが漂着する。警察の検挙をすり抜けた一人の少年イドリッサとの偶然の出会いが、マルセルの人生にさざ波をおこす。しかし同じ頃、妻のアリエッティは医師より、余命宣告を受けるのだった…。
ゆっくりとしたフランス語のセリフが多く、フランス語学習者には分かりやすい作品です。

2012-03-10

第84回アカデミー賞 フランス映画『アーティスト (The Artist)』来日舞台挨拶


©A.M.P.A.S.®

2012年度のアカデミー賞の5冠に輝いた、フランス映画『アーティスト』の舞台挨拶が3日8日にシネスイッチ銀座で行われ、ミシェル・アザナヴィシウス監督 (Michel Hazanavicius) と作曲家のルドヴィック・ブールス (Ludovic Bource) がオスカー像持参で緊急来日し、ゲストの中谷美紀さんが祝福の花束を持ち登壇しました。

ミシェル・アザナヴィシウス監督とルドヴィック・ブールス氏は、2006年の東京国際映画祭『OSS117 私を愛したカフェオーレ』でサクラグランプリを受賞して以来、6年ぶりの2度目の来日。

日本到着後、わずか2時間後にこの舞台挨拶にのぞんだお二人ですが、疲れた様子も見せず、満席の会場で割れんばかりの拍手で出迎えられました。

ミシェル・アザナヴィシウス監督は「震災の1周年に来日できたことは、感慨深いです。この作品をもってこれて良かったと思います。この映画が世界中で受け入れられた秘訣はありません。秘訣があるなら教えませんよ!次回作のためにとっておきます。ただ一ついえることは真摯な気持ちで、皆さんに感動を与えられるようなロマンチックな作品を作りました。また白黒のサイレント映画にしたのは、世界共通の言語だからです。映画への愛情を再認識することできます。」とコメント。また、本作で作曲賞を受賞したルドヴィック・ブールスさんは、「津波の映像をテレビで見ていて、6年前の東京のことを思い大変心を痛めていました。この時期にこの作品を日本の皆様に紹介できてうれしいです。今回の仕事は、監督の頭の中にある役者の感情を音楽を通じて伝えならないエキサイティングな仕事でした。」と語りました。




<ワンポイントフランス語レッスン>
『アーティスト』が世界で愛される作品になった事についてのフランス語のコメント。「Si j’avais le secret, je ne le dirais pas, je serais capable de le reproduire, non, il n’y a pas de secret.」
「秘訣があったら、言わずに次回作に役立てるさ。秘密なんてないんだ。」

事実に反することなので、si + 半過去+ 条件法現在(もし〜だったら、…するのに)が使われてます。