84歳のジャール氏は登壇すると「みなさん、こんにちわ」と日本語でにこやかに挨拶。『アラビアのロレンス(仏タイトル = Lawrence d'Arabie)』の思い出を語りだすととまらず、名作誕生の秘話を教えてくれました。映画『シベールの日曜日』でも共に仕事した本作のプロデューサーのサム・スピーゲルから「2時間程度の音楽を、6週間で作って欲しいと依頼され、締切まであまり時間がなかったのですが、眠るのが大好きな私は徹夜はせず、5時間働き、20分寝て、また5時間仕事をして、20分寝るというペースで6週間仕事を続け、『アラビアのロレンス』の音楽を完成させました。」
また「デイヴィッド・リーンという監督がいなければ、私はこの場にいなかった。」と監督への感謝の思いを述べました。
今回、ジャール氏は11月21日から24日に開催される第15回大阪ヨーロッパ映画祭の名誉審査委員長として来日。デイヴィッド・リーン監督の生誕100年を記念し、『アラビアのロレンス』のニュープリント版が同映画祭でお披露目されます。
また、12月下旬には東京・新宿テアトルタイムズスクエアにて公開です!