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2012-04-08

フランスの復活祭(イースター)/ Pâques


復活祭はフランス人にとって、キリスト教の最もたいせつな祝日で、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが復活したことを記念したフランスの祝祭日です。
フランス語で復活祭(イースター)は「Pâques (パック)」と言います。
イースターは春分後の最初の満月の次の日曜日となり、日程は毎年異なります。
2012年の復活祭は4月8日日曜日で、4月9日も復活祭の翌日の月曜日(lundi de Paques)で祝日です。

フランスでは、教会の鐘は聖金曜日から復活の主日までの3日間、キリストの死を悼んで鳴りません。伝説によると、鐘はローマへ旅立ち、そして鐘の中にイースターの卵で一杯にして、空から卵をまき散らしながら戻ります。
そして、再び教会の鐘が鳴り響くと、子供たちはそれらの天からの贈り物を探しに行きます。

それでは何故、卵型のお菓子を贈るのかというと、そもそも卵を贈るというの慣習はかなり昔から伝えられており、卵は誕生、肥沃、復活、善意を示すシンボルだからだそうです。

フランスでは復活祭が近づくと、パン屋さんやお菓子屋さんなどの店頭に、卵、兎、鶏、鐘の型地をした、チョコレートや砂糖でできたお菓子が並びます。

フランス語の復活祭にまつわるいつかの諺をご紹介します。

・Pluie à Pâques emplit les coffres.
 (イースターに降る雨は、懐を豊かにする。)
・Un oeuf de Pâques avec deux jaunes est un signe de chance extraordinaire et de fortune pour son propriétaire. 
(イースターの卵に2つ黄身が入っていたら、たくさんの幸運と金運をもたらす印である。)
・Un oeuf béni à Pâques repousse la maladie.
(イースターで祝別されたの卵は病気を追い払う。)
・Un oeuf de Pâques planté dans un vignoble protège la vigne du tonnerre et de la grêle. 
(ブトウ畑に置かれたイースターの卵は、雷鳴や雹からブドウの木を守る。)

チョコレートを食べ過ぎずに素敵な復活祭をお過ごし下さいね!


復活祭の日程
2012年4月8日
2013年3月31日
2014年4月20日
2015年4月5日
2016年3月27日
2017年4月16日
2018年4月1日
2019年4月21日
2020年4月12日